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スルガ銀行の「かぼちゃの馬車」不正融資問題、結局どうなった?

金融庁の処分を経て、物件引き渡しで借金を整理する代物弁済の債権一括譲渡が2022年に計1,051名分で完了。旧経営陣の賠償訴訟は控訴審中。

FILE 091 シェアハウスと部屋の鍵の束(AIイメージ)

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FILE 091 / CASE 2018-01-17 / あれから8年9か月 / ジャンル:経済・企業

END2022.09.26

NEWS END|結末

金融庁の処分を経て、物件引き渡しで借金を整理する代物弁済の債権一括譲渡が2022年に計1,051名分で完了。旧経営陣の賠償訴訟は控訴審中。

スルガ銀行は2018年10月5日、金融庁から新規の投資用不動産融資の6か月停止などを命じられた。シェアハウスのオーナーの借入は、物件を引き渡して債務を整理する「代物弁済」に関連する債権一括譲渡で2020年3月から4回に分けて処理され、2022年9月26日の第4陣で計1,051名・債権額1,655億円の対応が完了したと銀行は説明している。本記事はこの債権一括譲渡対応の完了をENDとした。旧経営陣の責任追及は続いており、2025年10月31日の静岡地裁判決(一審)は旧取締役6人の賠償責任を認めたが、旧取締役側が控訴し、確定していない。

決着:2022年9月26日(シェアハウス融資の代物弁済=債権一括譲渡が第4陣で完了) / 最終確認日:2026-11-05 / 出典:8件

4コマでわかる

01

2018年1月、かぼちゃの馬車の運営会社がオーナーへの賃料支払い停止を通告

02

運営会社は破産。銀行の第三者委員会が行員による書類改ざんへの関与を認定

03

金融庁が新規の投資用不動産融資の6か月停止を命令。物件で借金を消す方式へ

04

2022年9月に債権一括譲渡が完了。旧経営陣の賠償責任は一審で認定、控訴審中

タイムライン

  • 2018年1月17日スマートデイズがオーナーにサブリース賃料の支払い停止を通告[1]
  • 2018年4月9日スマートデイズが東京地裁に民事再生法の適用を申請[1]
  • 2018年5月スマートデイズが破産(のちに届出債権は1,053億円と判明)[2]
  • 2018年9月7日スルガ銀行が第三者委員会の調査報告書を受領し公表[3]
  • 2018年10月5日金融庁が新規の投資用不動産融資の6か月停止などを命令[4]
  • 2020年3月25日代物弁済スキームの第1陣について銀行と弁護団が合意(257名・343棟・約440億円)[5]
  • 2022年9月26日第4陣の実施で債権一括譲渡が完了(計1,051名・1,655億円)[6]
  • 2025年10月31日静岡地裁が旧取締役6人の賠償責任を認める一審判決[7]
  • 2025年11月12日旧取締役側が東京高裁に控訴。銀行は控訴せず[8]

確定していること

  • スマートデイズが2018年1月にサブリース賃料の支払い停止を公表したことで、スルガ銀行の不正融資問題が表面化した[1][5] 大手報道
  • 2018年9月7日、第三者委員会は書類改ざんや偽装に幹部や多くの行員が関与していたことを公表した[3][5] 一次資料
  • 金融庁は2018年10月12日から2019年4月12日まで新規の投資用不動産融資を停止するよう命じ、業務改善計画の提出も求めた[4] 一次資料
  • シェアハウスローンの代物弁済(債権一括譲渡)は2020年3月から4回実施され、2022年9月26日の第4陣で完了した。計1,051名・債権額1,655億円[5][6] 一次資料
  • 2025年10月31日、静岡地裁は旧取締役6人が善管注意義務違反などで銀行への賠償責任を負うと判断し、元会長には35億円の請求のうち約13億3,521万円の支払いを命じた[7] 一次資料
  • 旧取締役側は2025年11月12日に東京高裁へ控訴し、銀行は一審判決を「公正かつ妥当」として控訴していない[8] 一次資料

分かっていないこと

  • 旧経営陣の賠償責任が東京高裁でどう判断され、いつ確定するか(2026年11月時点で控訴審中)
  • 代物弁済で引き渡された物件のその後や、スマートデイズの破産手続でオーナーにどれだけ配当されたか
  • スマートデイズ側から流出した資金の行方と回収の見通し(本記事の出典では確認していない)

※アイキャッチ画像はAIで作成したイメージです。実際の現場や人物ではありません。

出典

  1. 東京商工リサーチ「スマートデイズの民事再生「破産を念頭に置いている」」2018-04-13(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1189065_1527.html)
  2. 東京商工リサーチ「「かぼちゃの馬車」スマートデイズの届出債権は1,053億円」2019-02-20(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1189373_1527.html)
  3. スルガ銀行「第三者委員会の調査報告書の受領と今後の当社の対応について」2018-09-07(https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/180907.html)
  4. 金融庁「スルガ銀行株式会社に対する行政処分について」2018-10-05(https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20181005/20181005.html)
  5. 東京商工リサーチ「スルガ銀行の不正融資問題、「代物弁済」スキームで決着」2020-03-25(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1189768_1527.html)
  6. スルガ銀行「2023年3月期 中間期決算説明会」2022-11-25(https://www.surugabank.co.jp/surugabank/investors/irinfo/2022/pdf/221125.pdf)
  7. スルガ銀行「シェアハウスに係る融資問題に関する、旧取締役等に対して提起していた損害賠償請求訴訟の判決に関するお知らせ」2025-10-31(https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/251031.pdf)
  8. スルガ銀行「当社に対する控訴の提起に関するお知らせ」2026-03-03(https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/260303.pdf)

END LOG(更新履歴)

  • 2026-11-05 初版公開(AIが執筆、別のAI2体が出典を検査。検査の指摘で、ENDを「代物弁済に関連する債権一括譲渡の完了」と限定し、旧経営陣への賠償判決は一審で控訴審中と明記した。書き手の挙げた出典の多くを銀行・金融庁の公表資料に差し替えた。検査では旧経営陣の裁判が続くため「追跡中」とする案も出たが、オーナーの借入の整理が完了した日を区切りとしてENDとし、控訴審は追記で追うことにした)。次回確認:東京高裁の判断
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