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END2011.02.05
NEWS END|結末
県が終息宣言を出し、翌年2月に日本は口蹄疫の「清浄国」に戻った。その後、国内での発生はない
宮崎県内の11市町村に広がり約29万頭の家畜が処分されたが、2010年8月27日に県が終息宣言を出し、2011年2月に日本は口蹄疫の「清浄国」に戻った。その後、国内で口蹄疫は発生していない。
4コマでわかる
01
2010年4月、宮崎県都農町で口蹄疫が見つかり、牛や豚の多い地域で一気に広がった。
02
初めてのワクチン接種も行い、約29万頭の家畜が処分された。
03
8月27日に県が終息宣言、翌年2月に日本は「清浄国」に戻った。
04
国と県が検証報告をまとめ、法律の改正や種雄牛の分散管理など、守りの仕組みが作り直された。
タイムライン
- 2010年4月20日宮崎県都農町で口蹄疫の発生を確認。県が防疫対策本部を設置[1]
- 2010年5月18日県が初めての「非常事態宣言」を出す[1]
- 2010年5月19日国の口蹄疫対策本部が、移動制限区域内でのワクチン接種を決める[1]
- 2010年5月21日避難させていた主力種雄牛6頭のうち「忠富士」1頭がPCR検査で陽性となり、殺処分が決まる[1]
- 2010年5月22日ワクチン接種を始める(ほとんどは5月26日までに終了)[1]
- 2010年6月4日口蹄疫対策特別措置法が公布・施行される[1][9]
- 2010年6月30日ワクチン接種した家畜の殺処分・埋却が終わる[1]
- 2010年7月4日この日を最後に、新しい発生は確認されていない[7]
- 2010年7月17日県内で唯一の民間の種雄牛が殺処分される[1]
- 2010年7月27日すべての移動制限区域を解除。県の非常事態宣言も解除[1][2]
- 2010年8月27日県が「口蹄疫終息宣言」を出す[1]
- 2010年10月6日日本がWOAH(当時OIE)に清浄国への復帰を申請[2]
- 2010年11月24日国の口蹄疫対策検証委員会の報告書と、疫学調査チームの中間取りまとめが公表される[4][5]
- 2011年1月14日宮崎県口蹄疫対策検証委員会が調査報告書をまとめる[1]
- 2011年2月5日日本が「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」として再び認定される(日本時間)[2][8]
- 2011年4月4日家畜伝染病予防法の改正法が公布される(予防的な殺処分と国の補償などを定める)[10]
- 2011年8月終息宣言から1年の時点で、畜産経営の再開は57%と県が公表[15]
- 2013年3月27日国が疫学調査の補完報告を公表[6]
確定していること
- 最初の発生確認は2010年4月20日、宮崎県都農町[1] 一次資料
- 発生(疑似患畜)は292戸・211,608頭で、国と県の数字は一致している[1][3][7] 一次資料
- 県の検証報告書(2011年1月)では、ワクチン接種分を含めた処分は1,304戸・288,649頭(「現時点で発表されている数」と注記)[1] 一次資料
- 県のメモリアルサイトと県広報では、失われた家畜は297,808頭とされている[11][17] 一次資料
- 処分された家畜のうち牛は約6万8千頭(県内飼養頭数の約22%)、豚は約22万頭(同約24%)[1] 一次資料
- 発生は5市6町(県広報では「県下11市町村」)に及んだ[1][17] 一次資料
- 日本で初めて、殺処分を前提にした緊急ワクチン接種が行われた[4][7] 一次資料
- すべての移動制限区域の解除は2010年7月27日、県の終息宣言は2010年8月27日[1][2] 一次資料
- 日本は2011年2月5日(日本時間)に「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」として再び認定された[2] 一次資料
- 県内経済への影響は約2,350億円と県が試算(2010年8月時点)[13] 一次資料
- 処分された家畜への補償金(手当金)は、2010年の年内に98.6%の農家への支払いが終わった(同意していない一部の農家への支払いは当時未了)[1] 一次資料
- 県内に55頭いた種雄牛は、5頭を残して殺処分された[12] 一次資料
- 国の検証委員会は、県所有の種雄牛の特例措置が「現場に多くの混乱をもたらした」とし、今後は特例を一切認めるべきでないとした[4] 一次資料
- 国の検証委員会は、異常な家畜の見逃しや通報の遅れ、殺処分・埋却の遅れが感染拡大の原因になったと指摘した[4] 一次資料
- ウイルスはO型で、アジアの発生国から人か物を介して入ったと推定されたが、具体的な経路は確認できず、人の動きについて国は「これ以上の調査は難しい」とした[5] 一次資料
- 2013年の補完報告で、ウイルスは同時期の中国の株と極めて高い相同性(99.5%)があると確認された[6] 一次資料
- 2011年の家畜伝染病予防法の改正で、感染していない家畜の予防的な殺処分と、その損失を国が補償する仕組みが法律に入った[10] 一次資料
- 県では2011年度から2015年度の5年間、1,000億円の基金の運用益で復興事業に助成した[14] 一次資料
分かっていないこと
- ウイルスがどの人・どの物を通って日本に入ったか(国の疫学調査でも確認できていない)
- 処分頭数の「最終的な1つの数字」。県の検証報告書は288,649頭、県のメモリアルサイト・県広報は297,808頭、国の資料には「ワクチンを接種し処分:87,094頭」(2011年10月)や「210,714頭を殺処分」(動物検疫の概要)など別の数え方もあり、数字の違いの理由を説明した公式資料は見つけられなかった
- 清浄国に戻った日付。農林水産省の口蹄疫ページは2011年2月5日(日本時間)、同省の別資料「動物検疫の概要」は2011年2月4日としている(時差による表記の違いかどうかは公式には確認できていない)
- 補償金や国・県の対策費の総額(公式の確定額を確認できなかった)
- 現在の畜産経営の再開率(公式に確認できた最新は2011年8月の57%)
今の復旧状況
県は2020年時点で、牛・豚の飼養頭数が発生前の90%を維持するまでに回復したとしている[16]。
県の種雄牛は2か所(高鍋・西米良)で分けて飼う体制に改められた[12]。農林水産省は「現在国内において口蹄疫の発生はありません」としている(2026年10月31日確認)[2]。
出典
- 宮崎県口蹄疫対策検証委員会「2010年に宮崎県で発生した口蹄疫の対策に関する調査報告書(二度と同じ事態を引き起こさないための提言)」2011年1月(まえがき日付 2011-01-14)(https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/material/files/group/17/000151738.pdf)
- 農林水産省「口蹄疫に関する情報」(2026-10-31閲覧)(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/)
- 農林水産省「口蹄疫の発生事例の防疫措置の状況」(日付記載なし)(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/attach/pdf/22fmd-14.pdf)
- 農林水産省 口蹄疫対策検証委員会「口蹄疫対策検証委員会報告書(概要)」2010-11-24(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/attach/pdf/22fmd-21.pdf)
- 農林水産省 口蹄疫疫学調査チーム「口蹄疫の疫学調査に係る中間取りまとめ-侵入経路と伝播経路を中心に-」2010-11-24(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/attach/pdf/22fmd-22.pdf)
- 農林水産省 消費・安全局「『口蹄疫の疫学調査に係る中間取りまとめ』に関する補完報告について」2013-03-27(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/attach/pdf/22fmd-18.pdf)
- 農林水産省 消費・安全局動物衛生課「最近の家畜衛生をめぐる情勢について」2011年10月(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/pdf/meguru10_1.pdf)
- 農林水産省「WOAHが行う特定疾病のステータスの公式認定」(2026-10-31閲覧)(https://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/wto-sps/oie6.html)
- 衆議院「口蹄疫対策特別措置法(平成22年法律第44号)」2010-06-04(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/housei/17420100604044.htm)
- 衆議院「家畜伝染病予防法の一部を改正する法律(平成23年法律第16号)」2011-04-04(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/housei/17720110404016.htm)
- 宮崎県「宮崎県口蹄疫復興メモリアルサイト」(2026-10-31閲覧)(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/h22fmd/index.html)
- 宮崎県「3.種雄牛の早期造成・分散管理」(口蹄疫復興メモリアルサイト)2017-04-01更新(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/h22fmd/saise-hukko/taneoushi.html)
- 宮崎県「1.口蹄疫の影響」(口蹄疫復興メモリアルサイト)(2026-10-31閲覧)(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/h22fmd/saise-hukko/eikyo.html)
- 宮崎県「2.口蹄疫からの再生・復興」(口蹄疫復興メモリアルサイト)(2026-10-31閲覧)(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-kachikuboeki/shigoto/chikusangyo/h22fmd/saise-hukko/saise-hukko.html)
- 宮崎県 知事室「口蹄疫終息宣言から1年を迎えて」2011-08-06(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/kense/koho/chijishitsu/hatsugen/h23/20110826_2.html)
- 宮崎県「県広報みやざき 特集2 口蹄疫発生・終息から10年」2020年4月号(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/honbu/hisho/komiya/202004/sp02.html)
- 宮崎県「県広報みやざき 特集2 忘れない そして前へ」2024年2月号(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/honbu/hisho/komiya/202402/sp02.html)
- 農林水産省「動物検疫の概要」(資料内に「2013年1月8日現在」の記載)(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/pdf/q2-animal.pdf)
END LOG(更新履歴)
- 2026-10-31 初版公開(AIが執筆、別のAI2体が出典を検査し、指摘を直して公開)。次回確認:2026-11-30
